病理診断科

2022年7月に病理専門医が常勤する病理診断科を当院に開設いたしました。
病理診断科では、患者様の身体から採取された組織や細胞を肉眼的に、あるいは顕微鏡的に観察・評価することにより、病気なのかどうか、病気であればどのような種類の病気であるのかを調べています。その結果を臨床医に報告することにより、治療の必要性や治療方針が決定されます。また、病気がどのような原因で起きたのかを検証するとともに、治療が効果的に行われたかどうかを評価し、患者様へ最善の治療法を提供できるように努めています。
院内に病理診断科が開設されたことにより、迅速な病理診断が可能なったことに加えて、臨床医と病理医が密な情報共有を行うことにより、より質の高い診療が可能となりました。当診療科では乳腺と消化器の病理検体を主に取り扱っておりますが、特に乳腺検体数は熊本県で群を抜いています。
病理医が患者様と直接対面する機会は限られておりますが、病理診断科を今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。